東京芝2400mの枠順は不利なのか ― 251レースのデータと、2023年以降に変わった「最内」

データ分析

東京芝2400mは、日本ダービー・オークス・ジャパンカップが行われるコースだ。スタートから最初のコーナーまでが約350mと長く、「枠順の差は出にくい」と言われることが多い。では実際のデータはどうなっているのか。当サイトのデータベースから、東京芝2400mの251レースを集計してみた。

枠グループ別の成績(全期間)

馬番を最内(1-2番)・内(3-6番)・中(7-12番)・外(13番より外)の4グループに分けて集計した。

区分 出走 勝率 複勝率
最内(1-2番) 500 8.6% 25.4%
内(3-6番) 995 9.1% 26.0%
中(7-12番) 1114 7.9% 24.5%
外(13番〜) 378 5.0% 17.5%

目を引くのは外(13番より外)だ。複勝率17.5%は、内・中の24〜26%より7〜8ポイント低い。スタートまで距離があっても、大外は最初のコーナーまでに外を回らされる距離ロスが響いていると見られる。

2023年を境にした「最内」の変化

全期間で見ると、最内(1-2番)も極端に悪いわけではない。ところが、2023年を境に分けると違いが見えてくる。

期間 最内の勝率 最内の複勝率
2022年以前 10.1% 27.3%
2023年以降 6.4% 22.7%

最内の複勝率は27.3%から22.7%へ下がっている。同じ期間で内(3-6番)はどうかというと、2023年以降の複勝率は28.3%と、むしろ全期間平均より高い。

東京競馬場では、芝の内側のロープ(内ラチ)の位置を変えてコースの内外を使い分けることがある。内ラチが内側に寄ると最内の馬場が使われる頻度が上がり、傷みやすくなる。今回の数字は、その影響で「最内ほど楽ではなくなった」可能性を示している。ただしこれは251レースという限られたサンプルの傾向であり、断定できるものではない。

馬番ごとの細かい数字

馬番単位でも見ておく。好成績だったのは6番(勝率10.0%)、10番(勝率11.0%)あたり。逆に苦戦が目立つのは14番(勝率2.3%・複勝率12.6%)、17番(勝率2.7%・複勝率13.5%)といった大外寄りの馬番だ。18番は勝率12.5%と高いが、出走32回とサンプルが少なく、参考程度にとどめたい。

まとめ

東京芝2400mの251レースが示したのは、次の傾向だった。

  • 大外(13番〜)は複勝率が明確に低い
  • 最内(1-2番)も2023年以降は楽ではなくなっている
  • 内(3-6番)あたりが安定している

ただし枠順はあくまで補助的な材料だ。最終的に着順を左右するのは、馬の能力・脚質・展開・馬場状態であって、枠だけで結果が決まるわけではない。ここで挙げた数字も「枠で軸を決める」ためのものではなく、「能力が拮抗したときの判断材料の一つ」として見るのが妥当だろう。

馬券の購入は自己責任で。データはあくまで過去の傾向であり、未来を保証するものではない。

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